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サスケがきた

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サスケがきた

 知り合いに頼まれて、ミニチュアダックスのオス2匹を預かることになった。我が家の愛息(犬)凛太郎も同犬種のオス。
 凛太郎はビビリである。いきなり2匹のオスがやってきたらさぞビビルだろうと、それも凛太郎より一回りくらいカラダが大きい。顔は1.5倍くらい大きい。ミニチュアとスタンダードの間くらいにも思える大きさ。

 ところで、この知り合いにはもう1匹メスワンがいる。そのメスワンは子作りを目的に今まで2度ほど預かっているが、未だ成功していない。2匹は仲は良いのだが。このメスワンの名は「ララ」で、家では2匹のオスを従えた女王様らしい。

 ヒト属猫科である母猫の私は考えた(凛太郎はどちらかというと犬属ヒト科)。預かる日の数日前から2匹のにおいをつけて帰り「凛太郎、この匂いの犬が2匹きはるしな。なかようできんでも、喧嘩はせんといてな」と事前教育。
 そして約束の日の1日前(2008年8月15日)にまず1匹だけ連れ帰らせてもらうことにした。その犬の名は「サスケ」。色はクリームがかったベージュ。強そうな名前だが、飼い主曰く「あかんたれ」だそうだ。家に向かう道すがら、サスケに語りかける。
 「家におばちゃんの服についているにおいの凛太郎ていうワンがいるし。なかようできんでも喧嘩せんといてな。10回寝たら家に帰れるしな。それまでおばちゃんこで暮らすんやで」と。
 
 家に着くと、いきなりサスケを連れて家に入ることはせず、まず家主でもある凛太郎を立てるつもりで、彼を抱いて車で待たしてあるサスケのもとへ連れていった。車の窓越しにお互い一瞬においをかぎあったと思ったら激しく吼え合い始めた。

 うみゅ〜。これはやばいかも。また母猫は考えた。そうだまず散歩に連れていこう。そうしたら喧嘩をしているヒマはないはず。凛太郎は散歩好き。はたしてサスケはどうだろう。
 下に放した2匹は唸り吼え合う。しかし2匹に「散歩に行くで」と声をかけたら、サスケは吼え合うのをやめ、リードをみると尾をビュンビュン振って、前足を私の腿にもたらせ「はよいこ、はよいこ」という仕草。
 作戦成功。2匹は喧嘩せずに散歩。母猫はにんまり。

 しかし、問題がひとつあった。サスケは家の中で平気でシッコをしたのである。

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